3/16,17修善寺ロードレースレポート

春の訪れと言うにはまだまだ寒い3月ですが、それでも開幕戦はやってきます。3/16,17の土日2日間、修善寺ロードレースを走ってきました。

今年からチーム右京もまた出場するようになることや、マトリックスが新たな外国人選手を加入させたこともあり、昨年よりレベルが上がるという予想は出ていましたが、やはり、2日間とも厳しいレースとなりました。

1日目は60㎞と距離も短かったので、冬の間、心肺に高負荷をかけるトレーニングをあまりして来なかったことに対する不安は非常に大きかったです。それでも、集団のペースアップに対して遅れそうになる心配ななく付いて行けていたので、少し安心しました。ただし、前方でアタックを繰り返せるほどの余裕はなく、集団の中ほどで様子見という展開でした。

今回のチームエースである紺野選手が、距離が長い2日目で勝負したいと言っていたので、無理せずこのまま集団でゴールしようと思って、もうすぐラスト1周に差し掛かりました。しかし、ここでリヤタイヤ(チューブラー)がコーナーリング中に剥がれてしまった選手が前方で落車。簡単にかわせるかと思いきや、落車した選手に後ろから突っ込んで乗り上げた選手が行く手を塞いでしまい、集団から遅れることになってしまいました。

本調子であれば無理なく追いつけたタイミングでしたが、無理をして追いつかなくても完走はできるという状況。まだまだ体重もピーク時より5キロ重く、仕上がっていない身体では翌日にも響くと考えて、一緒に遅れた選手たちとゴールしました。

2日目は、前日の2倍の120km。前日の海外勢の活躍を見て、さらに厳しい展開が予想されました。前日よりもインナーギヤを多用するように意識して走ることで、筋肉への負担を軽くするようにしました。修善寺は道が広いコースなので、脚を使って前に上がるのは簡単ですが、すぐにまた他の選手がかぶせてきて後ろに下がりやすいのも特徴。なるべく一定ペースで走りたかったので、無理してまで前に上がることはしませんでした。ペースアップするタイミングであまり後ろにいると中切れに遭う可能性もあるので気を付けないといけないのですが、そこまで上がってないでしょ?というようなタイミングで突然できた中切れに巻き込まれてしまい、メイン集団から脱落した場面が1度ありました。

幸い、他にも前を牽ける選手がたくさん一緒に取り残されていたので、彼らと協調しながら集団に復帰しました。しかしその時、集団と逃げとのタイム差はとても大きく、全員足切りになるのでは?という様相。ブリッツェンが前に集まって牽き始めるものの、その頑張りもむなしく大集団がレースから姿を消しました。

この日勝ったのは、昨年の経済産業大臣旗杯(南魚沼ロードレース)でも優勝したマトリックスのマンセボ選手でした。昨年の南魚沼では、スタート位置が後ろすぎたために反応できなかったものの、タイミング良く乗れればある程度一緒に走れたような手ごたえはありました。(アタックを繰り返されて残れた自信はありませんが)

今シーズンのJPTは、序盤から動くレースも多くなると思うので、最初から強度を上げて最後までタレないように…という練習も増やしていかないといけないですね。徐々に上げていってスタミナを強化する練習だけでなく。

私自身、今年からは走るための環境が大きく変わります。ジャージに新たなスポンサー様が加わり、そしてあらたな家族とのスタートもあり、激動の中にいますが、その全てが、より良いパフォーマンスのための助けとなってくれると確信しています。

環境を整えるために時間と労力を費やすところから、その環境を生かして結果に繋げていく段階にシフトしていく節目が、まさに今だと感じています。

夏に向けてさらにトレーニングの強度と量を上げて、身体を絞っていきます!

【使用機材】

ウエア:サンボルト S-RIDE Pro パフォーマンス セパレートワンピース

シューズ:LAKE CX332

フレーム:スペシャライズド・ターマックディスク

コンポーネント:シマノ・デュラエースR170 Di2

ホイール:roval CLX50

タイヤ:IRC ASPITE WET 24C (クリンチャー)

サドル:スペシャライズド TUPE

パワーメーター: STAGES

心拍センサー: Airfit 

チームプレゼンテーション

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